Hanazono Animal Clinic

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ダニの病気とは

皮膚病は、診察時に特に飼い主さんからの情報が重要になる分野だといえます。まず知りたいのは、その子の病歴、親犬や兄弟犬たちの病歴。
こうした背景的なことがとても役に立ちます。さらに皮膚以外の気になる点や異常な状態、発症の季節性や発情との関係、
食事の内容(現在だけでなく過去に何を食べていたかまで)、また性行動や排尿姿勢の変化などについても、できるだけくわしい情報をいただきたい。
そして私たちは、これらを総合的に分析したうえで、どんな種類の皮膚病が考えられるかを判断していくわけです。

ダニによる病気の種類

バベシア症
バベシア原虫は犬の赤血球に寄生し、赤血球を破壊するため、感染すると重度の貧血に陥ります。発熱や黄疸、
尿が褐色になったり、腹部がはったりすることもあります。
また、嘔吐や下痢、さらには筋肉・関節痛が起こり、犬や猫の身体全体が痛くなるのです。
犬にも猫にも多く見られる病気です。

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)
SFTSウィルスを保有するマダニに咬まれて感染する病気で発熱、下痢嘔吐
神経症状を呈し致死率は20%にも及びます。
最近では飼育犬、猫の発症例が報告される新しい病気です。

ヘモプラズマ症
バベシアと同様に貧血、黄胆、元気喪失、食欲不振、身体全体が痛くなり嘔吐も見られます。
特に猫に多く、犬でもバベシア症を合併します。

ライム病
人間も感染してしまう恐れがあり、神経症状、発熱、食欲不振、元気喪失などの症状が起こり、
心臓や腎臓も悪くなります。

ダニの病気の自己診断

下記の項目をチェックして、あなたの愛犬・愛猫を診断してみましょう。

感染病、または何らかの病気にかかっている恐れがあります。病気だった場合、早期発見が好ましいので、一度ご相談いただいた方が良いかもしれません。

ダニ等による感染病にかかっている可能性が高いと言えます。症状が進んでしまうと、それだけ治療にかかるリスクが大きくなるため、なるべく早めにご相談ください。