Hanazono Animal Clinic

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皮膚病とは

皮膚病は、診察時に特に飼い主さんからの情報が重要になる分野だといえます。まず知りたいのは、その子の病歴、親犬や兄弟犬たちの病歴。
こうした背景的なことがとても役に立ちます。さらに皮膚以外の気になる点や異常な状態、発症の季節性や発情との関係、
食事の内容(現在だけでなく過去に何を食べていたかまで)、また性行動や排尿姿勢の変化などについても、できるだけくわしい情報をいただきたい。
そして私たちは、これらを総合的に分析したうえで、どんな種類の皮膚病が考えられるかを判断していくわけです。

皮膚病の種類

アトピー性皮膚炎
遺伝的素因が関与したかゆみを主徴とする皮膚疾患群と理解され、特に原因は解明されていません。
皮ふ病の10%以上は、アトピーが占めており、最近、特に増加しています。
膿皮症
体の免疫力が低下したり、年をとったりして皮膚が抵抗力を失うと、菌が異常に増え、皮膚が化膿することがあり、これを膿皮症といいます。
また、不衛生な状態やシャンプーを怠った時になりやすくなります。
真菌症
真菌症は人間にも感染します。特に抵抗力が弱い子どもが感染しやすいといわれていますので犬・猫の周囲、環境を清潔に保ち消毒することなどが必要になります。犬・猫に触れたり一緒に遊んだ後はきちんと手洗いをしましょう。
外部寄生虫症
ノミアレルギー、疥癬、犬毛包虫症などに罹っていないか検査します。とくに疥癬は、センコウヒゼンダニを発見するのが難しいため、注意深く検査することが必要です。
脂漏症
脂漏症は全身の皮脂腺の目づまりによる異常、または常染色体の劣性遺伝による遺伝性疾患です。
特にアトピー性皮膚炎との合併が特徴的です。
ノミアレルギー
ノミアレルギーとはノミが、動物の血液を吸うときにノミの唾液が原因で、 動物がアレルギー性皮膚炎を起こしてしまうものです。

下記の項目をチェックして、あなたの愛犬・愛猫を診断してみましょう。

何らかの皮膚病、または感染病にかかっている恐れがあります。病気 だった場合、早期発見が好ましいので、一度ご相談いただいた方が良いかもしれません。

下記の皮膚病になっている可能性が高いです。
・アトピー性皮膚炎  ・膿皮症  ・真菌症
・外部寄生虫症  ・脂漏症


なるべくお早めにご相談ください。

アレルギー性皮膚炎にかかっている可能性があります。当院に通う犬の中でも、わずか1割程しかありませんが、なるべく早めにご相談ください。