散歩の時、草むらや公園にはマダニが多数生息しており、寄生して侵入する機会を伺っています
。吸血だけで済めば良いのですが・・・実は、バベシア症やヘモバルトネラ症、人間も感染するライム病など、犬や猫の体に入り込み、様々な症状を発現させ最悪の場合、死に至ることもある非常に恐ろしい病気です。
■ バベシア症
バベシア原虫は犬の赤血球に寄生し、赤血球を破壊するため、感染すると重度の貧血に陥ります。発熱や黄疸、尿が褐色になったり、腹部がはったりすることもあります。
また、嘔吐や下痢、さらには筋肉・関節痛が起こり、犬や猫の身体全体が痛くなるのです。
犬にも猫にも多く見られる病気です。
■ ヘモバルトネラ症
バベシアと同様に貧血、黄胆、元気喪失、食欲不振、身体全体が痛くなり嘔吐も見られます。
特に猫に多く、犬でもバベシア症を合併します。
■ ライム病
人間も感染してしまう恐れがあり、神経症状、発熱、食欲不振、元気喪失などの症状が起こり、心臓や腎臓も悪くなります。